ハウスダンス(HOUSE DANCE)とは、基本的にいわゆるディスコでかかっていた音楽を元に発展したクラブミュージック「HOUSE MUSIC」に合わせて踊るダンスです。
1980年代に誕生し、ハウスミュージックとともに広がっていきました。日本では、元ZOOのメンバーであるKOJIが所属していたROOTSが第一人者で、その後、安室奈美恵さんを擁するTRFのダンサーSAMさんがPVの中でハウスダンスを踊った事で有名になりました。
速めのテンポに合わせて流れるような素早い足裁き(ステップ)やフロアワークが特徴です。ニューヨークのダンサー達がハウスミュージックに合わせて、ヒップホップ、ブレイキン、カポエイラ、サルサ、バレエ、アフリカン、タップなど様々なジャンルをフリースタイルで踊っていたのが起源とされ、またそれらのダンスをミックスすることによって出来上がってきたダンスといえます。
ハウスダンスは【ヒップホップ】【ロッキン】【ポップ】【ブレイキン】などと並んで、ストリートダンスの代表的なジャンルの1つです。
「4つ打ち」のリズムを繰り返す構造が、聴くもの見るもの心を徐々に引き込んでいきます。ディスコやダンスクラシックをルーツに作曲されていますが、それらとは違う魅力があります。
ハウスダンスの代表的なステップについて動画を交えて解説します。
片足を外へ踏んでもう片足をクロスする3歩のステップです。3歩目で腰から斜めに体の向きを変えるのがポイントです。ハウスダンスの基本となるステップですので、初めは難しく感じるかもしれませんが、大切なステップですので、根気強く練習しましょう。
【ツーステップのやり方】
①左足を肩幅くらいに開きます
②右足をその場で踏みます
③左足を閉じます
④右足を肩幅くらいに開きます
⑤左足をその場で踏みます
⑥右足を閉じます
ダウンのリズムをとりながら行うハウスダンスの基本ステップです。ハウスステップを習うと、だいたい一番最初に習うステップになります。ハウスダンスの必須ステップとなるためしっかり練習しましょう。
【パドブレのやり方】
①左足を左に踏み込みます
②右足を左足の後ろに置きます
③両足を揃えます
④右足を右に踏み込みます
⑤左足を右足の後ろに置きます
⑥両足を揃えます
名前の通り右、左の横のステップです。力強いキックやジャッキングなどと相性が良く、ハウスダンスを踊る人にとって是非身に着けたいステップです。
【サイドウォークのやり方】
①左足を踏み込むと同時に右足を蹴ります
②右足を引きます
③左足を開きます
④上記のステップを左右で繰り返します
かかとを地面につけて戻すという動作を繰り返します。力が入らない様に膝を柔らかく使うのがコツです。ヒールステップは様々なステップと組み合わせる事が可能で、華麗な足さばきに必要不可欠な基本となるステップですので、是非マスターしておきましょう。
【ヒールステップのやり方】
①右足を出してかかとを床に置く
②右足を引いて両足を揃える
④上記のステップを左右で繰り返します
「スケーティング」と言われるスタイルのステップの1つです。
少し難しいステップですが、最初はゆっくりで大丈夫ですので、少しずつ動きを覚えていきましょう。
力が入り過ぎない様にリラックスして、膝を上手く使って足を滑らせるようにしましょう。
【トレインのやり方】
①左足を引くのと同時に右足を出します。
②右足をその場でステップさせる。
④上記のステップを左右で繰り返します
いかがだったでしょうか?
ハウスダンスは様々なジャンルがミックスされたストリートダンスを代表するジャンルの1つです。まだ歴史が浅い事もあり、今後もどんどん進化し、多様化していくと思います。
ハウスダンスには自分で体をコントロールするというより、音楽が自分の体をコントロールするというスタイルになりますので、このページを読んで興味を持った方は、是非ハウスダンスも練習してみて下さい。
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